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金属アレルギー インプラントと銀歯

投稿日: 2016年10月10日  | カテゴリ: インプラント

歯を失った時の治療法として注目されているインプラントですが、骨に埋め込む手術が必要だということで迷ったり、金属アレルギーだからと、諦めたりしている人も結構いらっしゃるのかもしれません。ここでは、金属アレルギーやインプラント、銀歯などについて少し記そうと思います。


◆金属アレルギーについて

金属アレルギーというと、アクセサリーなどの身につける金属によってなるものと考えがちですが、場合によっては歯科治療の金属が元になっているかもしれないのです。
歯科治療で使用した金属は、経年と共に唾液によって少しずつ溶け出していきます。
これがイオン化してしまい体内に蓄積されていくと、たんぱく質と結合してアレルゲンになってしまうんです。

こうなると、また同じ金属が接触した場合、身体を守るための防御機能が過剰反応を起こしてしまうことがあります。この過剰反応こそが金属アレルギーなのです。

歯科治療で多く使用される銀歯も、金属アレルギーを起こす材料です。症状は色々ですが、歯肉炎、口唇炎、舌炎といった炎症系のもの、歯や歯肉が変色する、味覚異常、全身の湿疹などが起こります。

歯科治療で金属を使用している場合は、歯磨きなどに特に注意して口内を清潔に維持する必要があります。口内が清潔だと金属の溶け出す量が減るため、症状も出難くなるためです。金属を全く使用しない治療方法もありますし、使用している金属を金属以外に変えることも出来るのですが、ある程度の費用がかかります。

金銭面での負担も大きいため、これが無理という場合は金属が多く溶け出しているものを取り除くだけでも症状が緩和、完治することもあるそうです。当院は、金属アレルギーの人や、それを心配する人のためにセレックセラミックという一日で治療出来る方法もあります。

アレルギーの心配もありませんし、銀歯に比べて審美性が向上するため、費用をかけてでもこれを選ぶ人が増えてきています。

身につけるものの場合、金属アレルギーになるきっかけは汗と菌です。金属が触れている時に汗をかくと、汗の塩分、弱酸性の性質などによって金属が溶けてしまいます。

皮膚にいる常在菌と共に、溶けた金属が身体に入ることで菌と白血球の戦いが始まります。この時、外からの侵入物を敵とみなすため、白血球は金属も敵と認識するわけです。そうなると、これ以降は金属だけが侵入した場合でも白血球は排除しようとしますし、その時に炎症物質を出すため皮膚がただれてしまうのです。

ちなみに、アクセサリーのように金属が直接触れているわけでもないのに症状が出る場合は、全身型金属アレルギーと呼ばれます。この全身型金属アレルギーの場合、何が理由になっているか分かり難いことも多いため、歯科、皮膚科などに相談した方がいいと思います。心配な場合は、皮膚科などでパッチテスト(有料)を受けることも出来ます。


◆アレルギーを起こしやすい金属について

◇ニッケル
一番金属アレルギーを起こしやすいものがニッケルです。
アクセサリー、下着の金属箇所、お金、食器などに使用されます。

◇クロム
なめし皮の時計バンド、手袋、靴などに使用されることがあります。

◇パラジウム
歯科の場合、金銀パラジウム合金というものを使用します。
虫歯を治療した後のつめもの、かぶせものなどが主な利用方法です。

◇銀
純銀だと柔らかいため、加工には向きません。
そのため、他の金属と混ぜて使用されていることが多く、混ぜられている金属によってアレルギーが起こっていることが多いようです。


◆インプラントの素材はチタン

インプラントの材料は純度99.9%以上のチタンという金属で、これはアレルギーを起こし難いもので、今一番、金属アレルギーのリスクが低い金属であると考えられています。
耐久性に優れていて、水分にも溶け出し難いため、ペースメーカーやアクセサリー、メガネフレーム、調理器具、化粧品などにも使用されているのです。

チタンは空気に接触すると表面に酸化チタンの膜を作ります。そのため、水分に溶け出し難くなるのです。
インプラント治療に使用され続けているのですが、その実績からも金属アレルギーを起こし難いということが示されています。



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