部分入れ歯の難点・インプラントの利点
■部分入れ歯の難点・インプラントの利点
永久歯が欠損した場合、歯を補うための選択肢に部分入れ歯やインプラントがあります。
入れ歯というと凄く老け込んだような気持ちになって、抵抗感が増す方も少なくないかもしれません。
保険が適用されたり、短期間で治療出来る場合があったりと、部分入れ歯にもメリットは存在します。
しかし、大きなデメリットもあるので選ぶ時には注意が必要になります。
インプラントの利点と合わせて記しますので、入れ歯を考えている方の参考にしてください。
【部分入れ歯の難点】
◆見た目が良くない
部分入れ歯の場合、欠損した部分の前後の歯にクラスプという金属爪をかけて入れ歯を固定することになります。しかし、話したり笑ったりした時、このクラスプが目立ってしまうことが多く、審美性に劣ります。
◆異物感がある
慣れるまでは口内の異物感が気になると思います。
場合によっては、痛み、不明瞭な発音といった問題が起こる場合もあります。
◆しっかり噛めない
インプラントなら天然歯(自分の歯)と比較して噛む力は約100%。つまり、殆ど天然歯と変わりません。
しかし、部分入れ歯の場合は30~40%程度になってしまうため、噛む力が弱くなってしまいます。
◆味覚が損なわれる
部分入れ歯の大きさによって、食べ物の温度、味などが損なわれてしまうことがあります。
更に、餅、ガム、キャラメルといった歯にくっつきやすいものが、とても食べ難くなるという問題があります。
◆調整、再製が必要
口内の状態や加齢によって歯茎は変化していくため、作った入れ歯が合わなくなることがあります。
その時は、そのたびに調整したり、新しく作り直したりしないといけないこともあるのです。
◆手入れが面倒
部分入れ歯でも毎日取り外して洗浄する必要があります。
意外に手間がかかりますし、洗浄剤にもコストがかかるという問題があります。
【インプラントの利点】
◆見た目が綺麗
インプラントにつける人口歯をセラミックにすると、天然歯(自分の歯)と殆ど変らない見た目に仕上がります。
◆異物感がない
口内に異物感がありません。
歯の根が金属になっていること以外は、天然歯と変わりがないからです。
◆しっかり噛める
顎の骨に土台を埋め込んでいるため、インプラントと土台がしっかりと固定されることになります。
ですから、ある程度は硬い物を噛むことが出来ますし、食べ物の味も変わらずに楽しめます。
◆耐用年数の長さ
セルフケアと歯科医での定期メンテナンスをおろそかにしなければ、30年程度は持つと考えられています。
虫歯になることはありませんが、歯周病になる可能性がありますので、ケアとメンテナンスだけは注意する必要があります。
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