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赤ちゃんの虫歯は親からうつる!親も虫歯予防や治療が必要

投稿日: 2017年5月22日  | カテゴリ: その他

赤ちゃんの歯は、個人差にもよりますが生後6ヶ月頃に生え始めると思います。
人の口内には虫歯菌がいるとされていますが、歯のない段階での赤ちゃんの口内には存在していません。
虫歯菌で有名なものはミュータンス菌と呼ばれるものですが、これは歯がない時には存在出来ないのです。

歯が生え始めると歯垢が歯に付着することで虫歯のリスクが発生しますが、赤ちゃんの口内には唾液が多いため、唾液の自浄作用によって大人よりも虫歯リスクが低いのです。
また、唾液には再石灰化を促進させる効果もあるため、虫歯にはなり難いと考えらえます。
ですから、歯磨き(始めは歯ブラシで磨くのではなくガーゼで拭きます)をしっかりとしておけば、予防することは難しくありません。

そのためにも、毎日の歯磨き習慣を身につけさせるということは大事なことです。
小さな頃は自分では無理ですから、親が歯磨きを楽しいものとして認識させてあげ、やってあげる必要があります。
子供によっては口内に違和感を覚えるため嫌がる場合もありますが、この時に間違っても押さえつけたり、怒ったりして歯を磨いてはいけません。


歯磨きの時間を嫌なものとして認識してしまうと、以降も嫌がるようになるかもしれません。
一緒に歯を磨いてみる、歯がツルツルになることを教える、歯磨き粉を果物などの味がついたものにするなど、色々と工夫して子供にとって楽しい時間にしてみましょう。

更に、歯科医へ行って定期的にフッ素塗布をしてもらうというのも有効な方法です。


ごく初期の虫歯なら、歯科医で使用しているフッ素を塗布してもらうことで治療することが出来る場合があります。

でも、気をつけていても小さな頃から虫歯になる子もいます。
歯磨きに問題がある以外、どこで虫歯菌が口内に発生しているのかというと、多くが親からの感染です。

親の唾液には虫歯菌が存在しています。
これは虫歯のあるなしの問題ではありません。


その親が、口移しで食べ物を与える、自分が口をつけたお箸、スプーン、食器などで子供に食べさせる、キスをするといったことをすると、親の口内の虫歯菌が子供に感染してしまうのです。
特に幼児の間はやりがちなことですので、接し方は注意しておいた方がいいと思います。


意外と見落としがちなことが、熱い物を食べさせる時に息を吹きかけて冷ましてあげる行為です。
気をつけないと、スプーンなどにすくった食べ物に気づかず唾液が飛んでいることもあります。
こんな程度でも感染することがありますので、周囲の人は本当に気をつけてあげないといけません。

特に気をつけないといけなのは、歯が生え始めてから3歳頃までだと考えられています。


この頃に菌がうつらなければ、以降は普通に歯磨きをする生活をしていると虫歯に悩まされるリスクも低くなるはずです。

 

ちなみに、歯磨きの仕方を間違っていると効果が下がりますので、これも注意が必要です。
小さい幅で動かすこと、ゴシゴシと力を入れて磨かないこと、歯周ポケットや歯間も磨くことなどが大事です。
歯間は歯間ブラシでデンタルフロスを使用するといいでしょう。
また、3~6ヶ月に一度といったペースで歯科医へ通って歯のクリーニングをしてもらうといいと思います。

 

キシリトール配合のものを与えるのもいいかもしれません。
キシリトールは歯垢を付着し難くし、はがれやすくしますし、歯の再石灰化も促進させます。
尚、キシリトールは糖類ではありますが砂糖とは分子構造が異なりますので心配要りません。


この成分が、唾液の分泌を促進させ、口内の酸性を中和してくれるため、虫歯菌の活動を抑制して菌の量も減らすことが出来るのです。

1歳半~3歳程度の子供に与える場合は、タブレットなどがいいかもしれません。


ただし、小さく砕いて少しずつあげるようにしましょう。
慣れないと下痢をする可能性もあるため、始めは本当に少しずつ与えることが大事です。

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