虫歯や歯周病に間違われやすい・・・
■口内トラブルには虫歯や歯周病に間違われやすいものがある!
口内トラブルというと色々ありますが、虫歯や歯周病は兆候を感じると心配になるものです。
例えば、歯や歯茎が痛んだりすると、これらの症状を疑ってしまうのではないでしょうか。
もちろん、虫歯や歯周病の可能性もあるのですが、場合によっては違うということもありえるのです。
◆急性潰瘍性歯肉炎
30代の社会人に急増していると言われるものです。
これになると、歯と歯の間の歯肉が赤く腫れてきます。
潰瘍が出来て歯茎が痛むようになるため、歯槽膿漏だと勘違いしてしまうことがあります。
軽度なら4~5日程度で完治するはずですので、それほど心配することはありません。
口内の汚れを落とし、清潔に保つように気をつけていると自然に改善していくでしょう。
しかし、重度になると自然治癒は望めません。
歯槽粘膜、扁桃などにも異常をきたしますし、頭痛、発熱、リンパ節の腫れなどの症状が起こることもあります。
重度の急性潰瘍性歯肉炎を放置すると症状は悪化するばかりですから、歯茎の痛みを感じた時点で出来るだけ早く歯科医院へ行くことをお勧めします。
◆上顎洞炎
虫歯のような歯の痛みを伴う症状です。
これになると、上の奥歯辺りが痛むようになります。
上顎洞炎というのは副鼻腔の炎症のことで、風邪、花粉症、アレルギー性鼻炎などが引き金となります。
首の後ろを叩く、鼻を噛むといった少しの振動で歯が痛むようなら上顎洞炎かもしれません。
尚、上顎洞炎には歯性上顎洞炎というものもあって、こちらは虫歯や歯周病が理由で歯の根元に炎症が起きているということになります。
歯の痛みは歯や歯茎の問題である可能性も高いのですが、場合によっては副鼻腔の炎症などのように歯とは全く違う場所の問題かもしれませんので、出来るだけ早く診察してもらった方がいいでしょう。
■顎関節症
近年では、子供たちが学校で受ける歯の検査も変わってきました。以前は、虫歯の検査だけだったのですが、この頃は額関節症の検査などを実施するところも増えています。顎関節症も悪化すると口を大きく開けられない、口を開ける時や物を噛む時に痛みがあるなどの症状が起こるものですので、検査されるようになったのかもしれません。
この顎関節症は姿勢や生活習慣を見直したり、ガムを利用しての改善なども出来ますので、虫歯や歯周病と同じように早期の発見やケアが重要なものなのです。
■虫歯予防のためのガムの食べ方
虫歯予防の為に歯磨きをするのは当然なのですが、効果を高めるためにキシリトール入りのガムを噛むという方法を併用する人も増えてきているようです。
キシリトールは、カシやシラカバといった植物から作成される天然由来の甘味料のことです。
甘味料とはいっても砂糖のように酸を作り出すことはありませんから、どれだけ噛んでいても虫歯になる心配はありません。
ちなみに、カロリーは砂糖の約75%なのでダイエット目的の人にとっても魅力のあるものでしょう。
キシリトールガムを噛む人が増えていると言いましたが、キシリトール入りのものを買う時には注意しないといけないことがあります。
1 シュガーレスであること
2 キシリトールの含有量
3 酸性物質(果汁など)が含まれていないこと
この3つのポイントに注目してほしいと思います。
通常キシリトールの含有量は50%です。これも効果が期待出来ますが、虫歯予防を考えるなら歯科医院で販売しています100%のガムの方がいいでしょう。
市販のキシリトールガムには砂糖を含んでいるもの、果汁といった酸性物質が入っているものもあります。
ガムとして噛むことが目的なら別にいいと思いますが、虫歯予防効果は殆ど期待出来ませんので、こちらが目的ならキシリトールという文字だけ気にしていてはいけないということなのです。
★キシリトールガムで唾液を出そう!
キシリトールガムを噛むことで唾液の分泌量が増加します。唾液が増加すると口内が中和されて、歯の再石灰化も促進されるのでお勧めです。
ガムの食べ方ですが、毎食後、就寝前の4回、1回につき5~10分程度噛むようにするのがいいと思います。
継続することが重要なので、直ぐにやめてしまっては効果は期待出来ません。
3ヶ月程度習慣として継続すると虫歯になり難くなるという結果が出ていますが、もちろんここでやめてしまっては虫歯菌は、まあた増殖してしまいます。
キシリトールガムを食後と就寝前に噛むということを日課にしてしまうことが、虫歯予防のためには効果的です。また、虫歯になりやすい人の場合は間食後などにも噛むようにして、1日で5~7回程度に増やすといいでしょう。
■歯周病は白ゴマ油で予防出来る!
ゴマ油が健康のためにいいということは、ご存知の方も多いと思います。
しかし、それだけではなくゴマ油は歯周病の予防にも効果があるといわれているのです。
ゴマ油というと、クレオパトラが愛用していたという話がありますし、他にも歴史を振り返れば、インドの伝統医学『アーユル・ヴェーダ』でも健康と美容効果が高い油として使用されていたという話もあります。
色々なところで使用されていたゴマ油ですが、現在では『白ゴマ油うがい』というものが健康効果があると注目されています。
ゴマ油には殺菌作用があるため、これでうがいをすると風邪、インフルエンザ、花粉症を予防することが出来るというのです。他にも歯周病の予防効果も期待されています。
しかし、ここでいうゴマ油とは一般的に使用されるもののことではありません。うがい、ボディケアのために使うなら『白ゴマ油』がいいとされています。白ゴマ油は通常のゴマ油のような製法ではなく、生の状態で搾っているのです。そのため、匂いもなく使用しやすいと考えられているからです。
次は、白ゴマ油の使用方法についてです。
先ず、100度くらいまで熱しましょう。白ゴマ油に含まれる抗酸化作用の成分を生成するためです。熱した後に粗熱を取ると使用出来ます。(やけどしないように注意が必要です)
うがいをするなら、量は大さじ1杯程度を口に含むといいでしょう。
それを30秒程度、口内でぶくぶくとします。
それから、更に30秒程度がらがらとうがいをして、ティッシュなどに吐き出しましょう。
ポイントは口内に白ゴマ油の成分を行き渡らせることです。
白ゴマ油のうがいで風邪や歯周病の予防だけでなく、口臭の改善、味覚の向上、デトックスなどの色々な効果も期待出来るということです。また、保湿や美肌効果もあるので、お風呂でのパック、肌のかさつく部分に塗るという風に使用することも可能です。
ちなみに、『アーユル・ヴェーダ』では、白ゴマ油のうがいを午前6時~10時に一度、午後16時~18時に一度の合計二度行うと効果があると考えられているそうです。
また、何故これほど効果の高いものを料理に使用しないかというと、直接口内に入れて舌の裏側から吸収させた方が効率がいいからだということです。
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