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海外先進国で矯正治療をすることは常識!?

投稿日: 2016年1月4日  | カテゴリ: その他

欧米諸国の人々の歯を見ると、日本人よりも白く、歯並びも綺麗であることが多いように思います。
この頃は、アジアでも矯正治療の価値が見直されて行う人が増加傾向にあるのですが、欧米諸国が歯に対して気を配るのはずっと以前からのことなのです。
何しろ、ギリシアでは紀元前1000年頃の歯列矯正装置が見つかっているとのことですから、矯正の歴史は相当長いものと推測されます。

ただ、まだまだ治療法が確立されていなかったようで、18世紀頃のフランスで、やっと歯列矯正の治療法が確立されたらしく、その結果18世紀後半頃になるとアメリカの歯列矯正意識も高まりました。そこから、欧米の矯正学というものが進歩していったと考えられています。

矯正がアメリカで浸透した理由のひとつは、多種民族が移り住んでいたからかもしれません。違う民族間の遺伝子交配が影響して、顎が小さいのに歯が大きい子供、逆に顎が多くて歯が小さい子供などが生まれ、口腔内トラブルが増加していったのです。
そこで、トラブルを防ぐために矯正治療が発展したとも考えられるのです。

また、アメリカは健康保険の加入料が高く全員が入れるわけではありません。そして、治療費が高額であることも有名です。そのため、非加入者が治療を受けることが困難である、高額な費用がかかるといったことから予防に重点をおくようになったとも言われ、今では歯列矯正が常識にまでなっているのです。

日本でも近年は意識が高まっているとはいっても、まだまだ常識にまではなっていません。
ただ、綺麗な歯並びの人が多い外国に行くと、歯並びの悪さが一層目立つため、そこから矯正を思い立つ人もいるかもしれません。

ちなみに、矯正は見た目だけの問題ではないのです。歯並びが悪いということは噛み合わせが悪いということなので、それによって色々な口腔内トラブルが起こったりもします。また、それが身体の健康面にまで悪影響を与えることもあるのです。
つまり、矯正治療をするということは、正しい咀嚼機能を手に入れることであり、心身共に健康を保つために重要なことだということです。

矯正期間中に器具が目立つから嫌という人もいるかもしれませんが、今は器具が透明になっていたり、歯の裏側に設置したり、夜だけの装着にしたりするなど審美性に配慮した色々な方法があります。
ですから、歯並びが良くない場合は、一度歯科で相談してみるといいかもしれません。

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