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歯周病と口臭の関係

投稿日: 2016年6月7日  | カテゴリ: その他

口臭というのは気になるものだと思います。人の口臭も気になりますし、自分も大丈夫かなと思うでしょう。口臭の理由となっていることは幾つかありますが、例えば胃炎といった胃の不調、服用している薬、糖尿病や肝臓病などの疾患、ストレス、煙草などの嗜好品が挙げられます。

しかし、他にも虫歯や歯周病といったことも理由になるのです。
特に歯周病は大きな要因となっている可能性が高いので注意が必要です。

◆歯周病が理由となっている臭いの元について

◇硫化水素
揮発性硫化化合物の一種であり、卵が腐ったような臭いが特徴です。舌苔(ぜつたい)に多く存在するもので、唾液、食べカス、古くなり剥がれた細胞組織などを歯周病菌が分解する時に発生します。(舌苔とは下の表面に付着するもののことで、白や黄褐色などの苔状の物質です)

歯磨きの時に残ってしまったり、免疫力の低下、口呼吸、唾液不足、ストレス、喫煙、加齢などが理由で出来たりします。舌の表面を普通の歯ブラシでゴシゴシと擦り過ぎるのは別の問題がありますので、強くやり過ぎないようにしましょう。

◇メチルメルカプタン
揮発性硫化化合物の一種であり、玉ねぎが腐ったような強い臭いが特徴です。歯周病になると歯と歯茎の境目にある『歯周ポケット』が深くなるのですが、これによって発生する臭いだと考えられています。


歯周病が進むにつれて、これらの臭いはどんどん強くなってしまいます。また、歯周病も悪化すると歯茎から出血したり膿が出来たりしますし、徐々に歯茎が痩せてしまい歯が抜け落ちてしまうということにもなりますので、歯のためにも口臭のためにも早めに歯科医師に診てもらいましょう。


◆自宅できる歯周病の口臭対策

方法は特別なものではありません。毎日、朝と夜の最低2回は歯磨きと歯間ブラシ、デンタルフロス(糸ようじ)をすることです。夜になると唾液の分泌量は減少するため、口内で唾液が持っている自浄作用の効果も低下します。そのため、夜は歯周病菌が一番繁殖してしまう時間帯なのです。寝る前に出来るだけ歯周病菌を減少させて、朝起きて磨くことで増えている菌を綺麗にすることが効果的な予防であり対策でもあると考えられます。


◆口内の歯周病菌

口内はどれほど歯磨きなどをしても、完全に菌がゼロになるわけではありません。常在菌と呼ばれる細菌300~500種類ほどが、いつも存在しているからです。これらはゼロにすることは出来ませんし、また存在することがリスクになっているわけではありません。しかし、歯磨きが上手く出来ていなくて磨き残しがあったり、お菓子や甘味飲料などから糖分を摂取し過ぎたりすると、これらの細菌はネバネバの物質を作り歯の表面に付着します。歯垢1mgの中には約10億個の虫歯菌、歯周病菌が存在しており、これらの菌は唾液の中にもいるのです。


◆歯周病はうつる病気

歯周病菌というのは唾液の中にも存在しています。
そのため、家族や友人、恋人などの間でお箸やスプーンなどの使い回しをしたり、飲食物の回し食い、回し飲みをしたりすることで感染してしまうのです。また、くしゃみ、キス、親から赤ちゃんへの口移しの食事などでも感染します。

特に感染リスクが高いのがキス、口移しの食事だと考えられています。自分自身が気をつけていても感染してしまうというリスクがあるのが恐ろしいところです。逆に、人にうつさないためにも歯周病の検診や早めの治療などは重要なことなのです。

尚、小さな子供や赤ちゃんは本当に気をつけてあげましょう。大人よりも常在菌の数が少ないので、歯周病菌が感染するリスクが高まります。常在菌の数が多い大人は、逆にリスクが少し下がるということです。




◆感染予防
歯周病菌は感染するのですが、感染して直ぐに発症し歯周病になるということではありません。発症のリスクを少しでも抑えるためにはプラークコントロールが重要になります。恋人、夫婦などで、相手が歯周病である場合、感染している可能性があるので、今後のお互いのためにも揃って受診しましょう。

歯周病は徐々に進行する病気であり、やがて歯が抜け落ちてしまうかもしれないという恐ろしいものでもあるのです。定期的な歯科医での検診、クリーニングはとても重要です。既に歯周病になっているのなら、できるだけ早くご来院いただくことをお勧めします。

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