歯周病だとインプラントできない?
インプラントは失った歯を補うことの出来る新しい治療法です。
噛む力も自分の歯と殆ど変りませんし、見た目にも直ぐに人工歯だと分かり難いため審美性にも優れています。
ただ、インプラントは誰でも受けられる治療方法ではありません。
既往歴や持病によっては不適応ですし、未成年も顎の骨の未発達が理由で受けられません。
また、歯周病の人も受けられない、もしくは先に歯周病の治療を終える必要があります。
(受けることは出来ますが、治療後を大切に考える医師はまず行いません)
インプラントと歯周病に関係があるのは、インプラントの治療方法に理由があります。
インプラントは顎の骨に人工歯根を埋め込む必要があるのですが、この時、顎の骨の量が充分でないと埋め込みが出来ません。
造骨治療などもあるのですが、そもそも歯周病が進行すると顎の骨が溶けていってしまうのです。
そのため、歯周病を治療しないことにはインプラントが出来ないということになるのです。
ちなみに、アメリカでは『インプラントは歯周病の専門医が連携して行う必要がある』というのが常識になっています。それくらい関係があるということなのです。
歯科医院は数多くありますが、しっかりした歯周病の治療が可能なところは意外に多くないのです。
そのため、インプラントを考えている場合は先ず自分の歯の状態を確認し、歯周病であるなら歯周病の治療をしっかり行ってから、という認識が必要です。
歯周病があることも問題なのですが、それが進行している場合は、相当骨がボロボロになっている可能性があるため、歯周病治療から始めるとなると、治療後にインプラントが受けられてもかなり長い治療期間になると考えておいた方がいいでしょう。
余談ですが、糖尿病や骨粗鬆症、血圧低下の薬を使用している人の場合、歯周病が進行しやすくなっているので気をつける必要があります。
また、煙草(ヘビースモーカー)は血流を悪くするため、また過労やストレスは口内細菌に対しての免疫力を低下させるために歯周病予防が難しくなります。
歯周病予防のためには正しいブラッシングが重要なのですが、完全に歯垢を落とすためには歯科医でのクリーニングが必要です。定期的に診てもらうようにしましょう。
バランスの良い栄養をとることも大事なので、食生活にも注意した方がいいと思います。
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