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歯は、いつ磨くと効果的?

投稿日: 2015年11月12日  | カテゴリ: その他

虫歯予防を始めとして、様々な問題から口内を守るために必要なのが歯磨きです。
磨くことそのものに効果があるのは事実ですが、磨くタイミングというのも実は重要なポイントだと考えられています。

一般的には食後直ぐに磨くと虫歯になり難いと言われています。
しかし、これは厳密に言うと正しくはありません。

食事中は物を噛むために唾液の分泌量が上がりますが、こうなると口内は自浄されていくので、虫歯リスクは若干下がります。
更に食べ物と一緒に口内の細菌も食べてしまうことになりますので、歯磨き後以外では食後が一番虫歯菌の少ない状態と言えるかもしれません。

このことから、食後直ぐに磨かないと虫歯リスクが上がるというのは間違いです。
ただし、食後の歯磨きが必要ないということではありません。
一時は唾液で自浄されても、食べカスなどが歯と歯の間に残ったりしていると、それが虫歯の元になってしまいます。
食べた後は、やはり歯ブラシや歯間ブラシなどを上手く活用して汚れを落としておくのがいいでしょう。

ちなみに、虫歯の予防に一番重要なのは『就寝前の歯磨き』だと考えられています。
就寝中の唾液分泌量は減少するため、虫歯菌などが繁殖しやすい環境になってしまうからです。
その状態の時に、歯や歯の間に汚れが残っていることが虫歯のリスクを大きく上げてしまうことになるのです。
繁殖した菌は酸を作り、歯を溶かしてしまうので、眠る前の歯磨きは重要なものだと考えておいてください。

更に、朝起きて直ぐの歯磨きも虫歯予防には効果が大きいのです。
朝起きた時に、口内の粘つきを感じる方も少なくないかもしれません。
起きた時の口内の粘つきは、虫歯、歯周病、口臭の元となるものなんです。
そのため、起きると直ぐに歯磨きをしてこの粘つきを綺麗にしてしまいましょう。

食後直ぐと就寝前の歯磨きを併用することで虫歯予防効果は上がります。
いいタイミングをみて歯磨きをするということも重要なので、歯磨きそのものはしているのに虫歯になってしまうという人は、このタイミングについて見直してみてください。

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