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日米の予防歯科意識と、虫歯予防にチーズ?

投稿日: 2016年11月18日  | カテゴリ: その他

日本では歯科医に行く時というのは、虫歯がある、歯や歯茎が痛む、つめものやかぶせものが取れたというトラブルが起こった時を連想される人が多いと思います。しかし、欧米、例えばアメリカでは意識が全く違います。

2013年にパナソニックが30〜50代のアメリカと日本のビジネスマン200名ずつにアンケートをとりました。
「虫歯がなくても歯科医に行く習慣がありますか?」という質問だったのですが

◇習慣がある(定期的に行く):アメリカ人50.5% 日本人13%
◇習慣がややある(不定期だけど行く):アメリカ人25.5% 日本人23%

このような結果になりました。
アメリカ人男性は約76%の人がトラブルがなくても歯科医に行くと答えているのに対し、日本人男性で行くと答えた人は36%だったのです。

このことからも、歯科先進国と呼ばれるアメリカで『予防歯科』に対する意識がとても高いことが分かります。
アメリカでは治療費が高いということもありますが、虫歯があることが恥ずかしいという風に考える傾向があるため、このように歯の健康維持やトラブル予防に気を遣うのかもしれません。
もちろん、歯の健康を保つということが身体の健康を保つことにも関係しているということも理解されているようです。

口内の健康が寿命にも影響するという話もありますので、口内トラブルを予防するためにも出来れば3ヶ月に1度は定期的に歯石の除去や定期検診を受けることをお勧めします。


この頃は、チーズを食べることも虫歯予防に効果があると分かってきました。
食べると歯に良いとされるものは色々と話題になりますが、これはWHO(世界保健機構)も認めており、科学的根拠としては『フッ素コート』、『ノンシュガーレスガム』、『硬質チーズ』、『キシリトール』、『牛乳』、『食物繊維』などが挙げられています。

近年の研究で、食後にチーズを食べると虫歯予防だけでなく虫歯の回復も促進させるということが分かっています。
これは、チーズの中のリン酸、カルシウムなどのミネラルが水に溶けやすい状態で含まれているため、食べるとミネラル分が唾液に溶け出すため。溶けたミネラル分は歯のエナメル質が溶けるのを防いでくれますし、初期の虫歯をなおす再石灰化の働きにも効果があるというものです。

再石灰化は唾液の働きによるものなのですが、これは唾液にカルシウムやミネラルを歯に補充することで修復する効果があるからです。

また、乳の主要たんぱく質であるカゼインはエナメル質の表面に吸着して保護する働きがあるとも考えられています。
更に、このカゼインには虫歯菌の付着を抑制するという報告もあるとのことです。

岩手医科大学歯科学部の稲葉大輔先生の話では、食後に2〜3口程度を良く噛んで食べることでチーズの成分が唾液に溶け出すため効果があるそうです。チーズの種類ですが、歯で噛める硬めのもの(プロセスチーズ以上の硬さ推奨)がよく、チーズを食べた後は、直ぐに歯磨きをするのではなく10分程度待ってからにした方がいいとのことです。

歯磨きそのものはしっかりと丁寧に行いましょう。
チーズには虫歯予防効果があるということであって、決して食べると虫歯にならないということではないからです。

歯のために効果が高いのは毎日の歯磨きとデンタルフロス、定期的な歯科医での検診、クリーニングです。
トラブルが起きてから対応するのではなく、トラブルが起こらないように予防していくことが重要です。

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