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唾液の分泌と役割について

投稿日: 2016年3月16日  | カテゴリ: その他

唾液というのは私たちが生活していく時に絶対に必要なものなのですが、普段はあまり意識することはないかもしれません。
しかし、唾液がなければ色々な問題が出て来るのです。

例えば、固形物を飲み込むことが出来なくなりますから流動食になってしまうでしょう。
また、デンプンの消化も困難になるので白米を食べることも難しいでしょう。
更に、舌が乾燥することでひび割れを起こしてしまうので食べ物の味が分からなくなると思います。

これだけでも、唾液の効果というのは重要なものなのだということが分かります。

◆唾液はどこから分泌されるのか

唾液は、大唾液腺と多くの小唾液腺から分泌されているものなのです。
耳下腺、顎下腺、舌下腺といった大唾液腺は、口内にある開口する管を通じて唾液の分泌を行っています。
また、小唾液腺は口内の粘膜に広がっており、その粘膜には出口のようなものが開いています。
そして、そこから唾液を分泌させているのです。

◆唾液の特徴

成分の99%以上を占めるのが水分です。
他に、亜鉛含有タンパク質といった有機物が0.4~0.5%程度、無機物が0.1~0.3%程度、それからガスといったもので構成されています。
分泌量には個人差があり、またその日の体調にも関係しているのですが、約1リットル~1.5リットルとも言われています。

◆唾液の役割

唾液の役割は色々あります。

先ず、含まれているαアミラーゼによってデンプン質を分解する消化作用。
食べ物を軟化させて滑らかにし、嚥下しやすくする軟化作用。
消化粘膜を保護、緩衝する作用。
食べ物を湿潤し、噛み砕きやすくする咀嚼補助作用。
味質を溶解させる溶媒作用。
細菌の増殖防止、口腔内掃除といった清浄作用。
水分代謝の調節作用。

◆唾液が食道の逆流胃酸を防ぐ

唾液には、食道の働きを助ける役割も担っています。
食道内では逆流物が生じることがあるのですが、これを胃に押し戻す食道蠕動を嚥下で促進します。
また、重炭酸で酸を中和しています。
更に、逆流して来る酸を洗い流す効果もあるのです。
ですから、逆流性食道炎の人の唾液分泌量は、健康な人に比べると低下しているのです。

◆唾液を効率よく分泌させる方法

◇水分摂取

唾液の主成分は水です。
そのため、1日に約1.5リットルを目安にして水分を摂取するようにしましょう。
コーヒー、紅茶、お茶などには利尿作用があるため、出来るだけ『水』を摂った方が効果的です。

◇よく噛んで食事をする

咀嚼することが唾液腺を刺激することになるので、分泌を促進させられます。
他にも、キシリトールガムなどを噛むのも有効な方法です。

◇舌の運動をする

『口を開けて行う運動』
1 口を大きく開け、舌を出したり引込めたりといった前後運動をします。
2 舌を前に出した状態で、上下左右に動かします。
3 舌を前に出した状態で、唇をなぞるようにして右回り、左回りとゆっくり動かします。

『口を閉じて行う運動』
舌で頬の内側から、ゆっくりと、ほうれい腺を押し上げるようにしながら動かします。
もしくは、舌で奥歯から前歯へ、更に反対側の奥歯へとなぞるように動かします。
この動きを上の歯と下の歯で、それぞれ行います。

始めは舌が直ぐに疲れてしまうと思いますし、筋肉痛のような感じになるかもしれません。
しかし、慣れると疲れなくなりますし、唾液の分泌量を増加させることも出来ます。
継続することが重要なので、始めから無理をせずに自分のペースで行いましょう。

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