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インプラント治療後も口腔ケアを意識しよう

投稿日: 2015年10月26日 

インプラント治療には、数ヶ月の期間を必要とします。治療が終わったあとも定期的なメンテナンスが必要となります。インプラント治療を行おうか検討されているのでしたら、治療後のケアについても併せて考えて頂きたいと思います。

天然の歯を何かしらの理由でインプラントに変えた場合、虫歯のリスクから解放されます。しかし、インプラント治療後には歯周病をきちんと予防していくことが今後の課題となるのです。


★インプラント周囲炎
インプラント部に起こる問題で考えられるのがインプラント周囲炎です。これは通常の歯で起こる歯周病に近い炎症です。通常の歯周病と同様に、歯垢がインプラントの根に留まることで感染のリスクが高まるため、インプラント治療で虫歯の問題が解消されたと口腔ケアを怠らないように注意をしなくてはいけません。

インプラント周囲炎は、歯肉部の腫れ・出血が初期症状で起こります。感染の度合いが歯槽骨まで及ぶことでインプラントを支える土台部分の骨が溶け、外れてしまうおそれがあるのです。

一般的に、インプラントは30年は使用可能です。しかし、それはきちんと口腔ケアを行った場合の話です。清潔に保てないと、インプラント周囲炎による歯の欠損を招くリスクに繋がります。土台となる骨が溶けることにより、インプラント手術を再度行うことも難しくなるかもしれません。場合によってはインプラントの保証対象外となるため、追加のコストとなる場合も・・・。


★インプラントのケアについて
自然な歯と同様の機能が得られるインプラントですが、その後のケアが大切なことを改めて意識しておいてください。対策として有効なのは、正しいブラッシングを心がけることです。歯垢をきちんと除去していく意味でも、通常のブラシに加え、歯間ブラシ・デンタルフロスを併用していくことをオススメします。
口腔ケアを適切に行っていけば、インプラント以外の虫歯、口内全体の歯周病のリスクを抑えられるのでお口全体の健康の維持にもつながります。

また、歯科衛生士をはじめ、歯科医による定期的な診断もインプラント治療後に心がけてください。インプラントの状態をチェックしてもらう以外にも、ご自身で行うケアについての修正点を指摘してもらえます。

ちなみに、医療機関でのインプラントのメンテナンスは3ヶ月に1回、少なくとも半年に1回くらいのペースで行うと良いでしょう。
高額な治療費を掛けて手に入れたインプラント。なるべく長く健康的な歯を維持する意味でもマメなケアを意識して頂きたいと思います。



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