インプラント治療、考えられるリスクについて
インプラントとは、欠損した歯の代わりが必要な人のための治療法です。天然の歯同様の機能を得られるのがインプラント治療の大きなメリットです。欠損した歯をカバーする従来の入れ歯、ブリッジ以上の審美性の高さ、強度の安定性を持つこと、隣接する歯に負担が掛からないこと、適切なケアを行えば30年は使えるといった強みがあるので選択肢に入れる価値は充分にあります。
ただ、留意点もあるので以下に説明していきましょう。
■インプラント治療、リスクについて
インプラント治療では、骨とインプラントを合体させる必要があります。このとき、専用のドリルを用いて骨に穴を開けます。治療を行う医師のスキルが低い場合、上顎洞や鼻腔部分にダメージが残るおそれが考えられます。(当院では、術前・術中にCTよる撮影を行いますので、このような心配は必要ありません)
上顎洞がダメージを負うことで、免疫力が落ちて細菌感染を招く問題を起こしかねません。また、鼻づまりになる頻度が高まったり、蓄膿症になりやすくなる場合も、、、。このほかにも、インプラント治療の際に損傷を負うかもしれない箇所は存在します。下顎管は下顎・大臼歯のトンネル状になっている場所を指します。下顎管には、下歯槽神経・下歯槽動脈・静脈が集中しており、インプラントを形成していく際、ダメージを負う場合があります。下顎管に傷を負うことで出血量が多くなったり、神経損傷による麻痺を誘発するおそれが考えられます。
「舌下動脈」「オトガイ下動脈」は、下顎骨舌側にありますが、治療の際に損傷を受けると命に直結した問題となり得ます。最悪の場合は死に至るため、医療機関側はとても注意しておかなくてはいけない箇所です。局所麻酔を行うことで血管が収縮するのですが、術後すぐは「舌下動脈」「オトガイ下動脈」の異常には気づきにくいため、発覚が遅れがちになります。損傷しているまま放置していると大量出血、血腫により気道の確保が困難になり窒息死に至る場合も考えられるのです。
また、根本的な問題として骨とインプラントがきちんと結合しない問題も存在します。骨の強度が充分に得られない場合や、インプラント部への負荷が増大することでうまく結合しないケースがあったりします。上記のような問題は稀なケースではありまがインプラント治療はリスクがゼロな治療法ではないという点を理解した上で行って下さい。
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■インプラント治療はMRIやCTに影響する?
インプラント治療がMRIやCTに与える影響を心配される人も結構います。
ここでは、インプラントとMRIやCTの関係について記します。
例えば、MRIの画像は、インプラント上部の構造物に磁石がついている場合は乱れる可能性があります。MRIに影響を与えるのはインプラント本体ではありません。インプラントの上部が磁性アタッチメントだったりすると注意が必要になるのです。インプラント本体と人口歯をマグネットタイプで固定しているのなら、マグネット部分は外すようにした方が無難です。
CT画像診断はチタンのインプラントが埋め込まれていることで影響があることが考えられます。CT画像には白い影が表れることがあるのですが、これは金属の周囲のアーチファクトというものなのです。インプラントのかぶせものなどの周囲に見られることがあります。
どちらもある程度の影響が考えられますが、それでもインプラント治療によってこれらの画像診断が受けられないということはありません。金属を埋め込んでいることを心配する方もいますが、MRIは磁力を利用して検査をしており、インプラントで多く使用されるチタンは磁石に反応することはありませんから大丈夫なのです。ただ、頭部のMRI検査をする場合は、医師にインプラント治療を受けていることを伝えた方がいいでしょう。
そもそもMRIの場合、金属が埋め込まれていることを想定して検査をしているので、事前に伝え忘れたからダメということもないでしょう。余談ですが、体内に金属を埋め込んでいると磁力に反応することで金属が引っ張られたり熱を持つことがあります。ただ、先にも記したようにインプラント治療はMRIやCTの検査を受ける時に、殆ど問題にならないと考えられています。
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