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インプラントと差し歯の違いって?

投稿日: 2016年2月21日  | カテゴリ: インプラント

インプラントは歯の欠損を補うための新しい治療法であり、人工歯根、かぶせものと重ねるやり方をとります。重ねると言っても結合度が高いので、天然歯(自分の歯)と同等の見た目や実用性を手に入れることが出来るのです。差し歯も歯の欠損を補う方法です。

ここでは、インプラントと差し歯の違いについて記してみます。

◆差し歯について

差し歯は、何らかの理由で欠損した歯の根元に土台を作り、その上に人工歯をかぶせて完成するものです。
インプラントとは、天然の歯根が残るというところで決定的に違ってきます。
歯根、土台、かぶせものの内、歯根だけは自分のものを残すため、インプラントに比べて短期間での治療が可能です。
また、健康保険も適用されますので、インプラントよりも治療費が安く済む、1本からでも治療が出来るというメリットがあります。

デメリットは、金属アレルギーを起こす可能性があるということと、耐久性が低いということです。
歯の土台に金属素材(パラジウム合金など)を使用するため、溶け出した場合、人によってはアレルギーになるかもしれません。衝撃にも弱いため、土台そのものに亀裂が入るなどの問題が起こるということも考えられます。

◆インプラントについて

インプラントは欠損した歯の下の顎の骨に穴を開けるという手術を行います。
そこに人工歯根を埋め込み、その上に土台を置き、かぶせものをして固定することになります。
差し歯と同じように1本から治療が可能であり、治療時に健康な歯との連結を必要としないため、口内の天然歯を全て失った場合でもインプラントが選択出来ます。

メリットしては、審美性と耐久性に優れているということです。更に、天然歯と殆ど変らない実用性が得られますし、差し歯のように少しの衝撃で取れるなどということもありません。埋め込んだ歯根が顎の骨と結合するため、力をかけてもグラグラしたりしないのです。また、インプラントに多用されるチタンは人への親和性が高い金属であるため、他の金属に比べてアレルギーを起こす可能性が低くなります。

デメリットは費用がかかるということと、未成年者は基本的に不適応ですし、既往歴や持病、生活習慣などによっては治療が出来ない、もしくは治療開始までに時間がかかるといったことが挙げられます。


◆どちらを選択する?

差し歯
メリット=保険適用可能。治療期間が短い。
デメリット=耐久性が低い。金属アレルギーの可能性が残る。

インプラント
メリット=審美性、耐久性が高い。天然歯を同等の実用性。金属アレルギーが可能性が低い。
デメリット=治療費用。口内の手術が必要。


どちらも利点、難点があります。
色々な問題がありますので、選択する時には医師にしっかりと相談して決めた方がいいでしょう。

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