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あなたも予防歯科を始めよう!

投稿日: 2015年10月29日  | カテゴリ: その他

■予防歯科について


口内の健康が身体の健康や寿命に関係しているという話は、この頃よく聞くようになったと思います。
実際に、口内が健康な人は身体も健康であることが多いのです。
ちなみに誰でも年はとるものですが、高齢になった時の生活の質(QOL)のレベルは口内の健康によって大きく変わると考えられています。
しっかりと物を噛むためには天然歯(自分の歯)を20本程度残すことが必要だと言われており、これが出来ているかどうかが重要なことなのです。

歯というと、高齢の方にアンケートがなされているのです。その結果、70歳代の日本人の天然歯の数は平均すると16.5本となりました。比較して、北欧スウェーデンの70歳代の天然歯の平均は21本となっているのです。
アンケートの年齢層は同じなのに、5本以上の差がついていることになるのですが、この理由は何なのでしょうか。

これは、『歯』というものに対しての意識の違いが結果に表れていると考えられています。
スウェーデンでは予防歯科という意識が浸透しているということなのです。

スウェーデンでは国家プロジェクトとして予防歯科がスタートしました。
1970年代のことです。これによって、20歳未満の国民は予防歯科の受診を無料で行えるようになり、義務にもなりました。子供の時から定期的に歯の検診を受けることが習慣になっているということなのです。
そのため、この国は現在、世界で一番歯科疾患が少ない国とまで言われるようになりました。

【予防歯科について】

歯科医のような専門の口内ケア、自分で行う日々のセルフケアの両方を併用し、口内の健康を保とうという取り組みのことです。毎日ちゃんと歯磨きをしているから歯科医へ行かなくてもいいというわけではなく、日々ケアをしながらも、自分では出来ない歯垢の除去を歯科医にてしてもらうということは重要です。


【あなたも予防歯科を始めよう】

定期的に歯科医へ行って歯の検診を受けることは、歯の健康のためには必要です。歯科医なら歯や歯茎の状態を正確にチェックしてくれますし、歯磨きが行き届いていない場合も指導してくれます。歯垢や歯石の除去も行ってもらえますし、フッ素塗布などを行うことで虫歯の予防にもなります。また、検診の時に何か問題が分かれば早期の対応が可能になります。

もちろん、検診だけではいけません。
毎日の歯磨きやオーラルケアも口内健康のためには大事なことです。
歯ブラシを使用するだけでなく、歯間ブラシやデンタルフロス、デンタルリンスなどを活用するといいでしょう。


予防歯科を継続することは虫歯や歯周病の予防にもなります。毎日のセルフケアと専門のメンテナンスを習慣にしてしまうことで歯を守れるのです。

年齢が上がって、入れ歯やインプラントになるリスクを減らすことも出来るでしょう。
歯は生涯のつき合いであり、大きな価値のあるものです。子供の頃から取り組むことで、痛む時に行くのが歯科医なのではなく、定期的に歯を診てもらうところという風に子供に思ってもらうことも、歯に対する意識を高めることになると思います。

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